解散が決まっている声優ユニットRun Girls, Run!の楽曲のよさについて今一度考えてみる

解散が決まってる声優ユニット

Run Girls, Run!

楽曲のよさを今一度考えてみる

 

 

結成5周年Live『Run Girls, Run!5th Anniversary Live Tour Get Set, 5!』を決行中の声優ユニットRun Girls, Run!。でもこのユニットは2023年3月31日に残念ながら解散してしまうんですよね...残念で仕方ない。

 

先日もRun Girls, Run!(以下RGR)古巣仙台でのLiveもそれはそれはシンプルにめちゃくちゃ楽しかったんですよ!凝ったステージ演出もないし、逆にそれがユニット本来のポテンシャルをより明確に発揮していたと個人的には思っています。

 

 

前置きはさておき本題に

 

  1. 打ち込みサウンドとしてのRGR楽曲
  2. バンドサウンドとしてのRGR楽曲

 

全曲紹介はさすがに出来ないので、自分が好きな曲を勝手に紹介したいと思います!因みに今回のツアーのセトリを踏んでブログを書いたりしていないので、セトリバレは全くなしです!あくまでも上記の1と2に焦点を絞って書き殴ります。あと厚木那奈美さんに寄っている内容なのは好きなメンバーという事で(笑)

 

 

  1. 打ち込みサウンドとしてのRGR楽曲

RGRの魅力の一つ、クラブサウンドと言われても遜色ない打ち込み楽曲を数多く保有している点も、他の声優ユニットと一線を画しているのではないかと思います。DnB(ドラムンベース)の系譜でもあるLiquid Funk(リキッドファンク)をベースにした楽曲やHOUSE等の四つ打ちを主体にした楽曲も気持ちよく、Liveでの音鳴りは最高です。

 

Share the light

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言わずと知れた、田中秀和氏が作編曲されている名曲です。Liquid FunkとFuture Bass(フューチャーベース)の合いの子のような楽曲ですが、ベースにあるリズム(2番のフェイクのサビ部分以降)はDnBのそれです。”ズンチャンズチャンズンチャンズチャン”というようなリズムが主体に使われており、楽曲の雰囲気とも相まって非常にダンサブルな1曲です。

 

この曲の変な所はビルドアップ→ドロップ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→ビルドアップ→構成を変えたサビ的ビルドアップ...→Aメロと...訳わからない構成の難解な楽曲だけど、なぜか普通に聴けてしまう訳わからん曲です。

 

音に関しても箱鳴りが良くて、クラブでもライブでもバカ程気持ちいい低音(50Hz以下の空気の振動を感じられる)が鳴ります!とにかくデカイ音で聴くのがオススメ。あとどうでもいいオタクの戯言としては、厚木那奈美さんのダンスのキレが半端なくて最高です(語彙力)

 

 

蒼穹のBlue Grandia

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こちらはアニソン作編曲でも有名な本多友紀氏が作曲されている、よりLiquid Funk寄りのリズム(かなり細かくリズムを刻んでいる)や透明感、少し物悲しい雰囲気がカッコいい楽曲。Aメロ→Bメロ→サビに行くと見せかけて、ドロップ的な箇所を経てサビに入るのが一癖あってとても魅力的です。このPVではサビまでしか収録されていませんが、Cメロの後半部分がより疾走感があるので、その箇所も見どころの一つだと思います。

 

また歌詞においても基本的にRGRの楽曲は前向きな歌詞が多いような気がしますが、どこか達観していて円熟味を増したユニットだから醸し出せる、いい意味での悲壮感みたいなものも個人的に大好きですね。

 

 

サクラジェラート

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RGRファンの間では絶大な人気を誇る通称四季曲(4つの季節の全4曲)の春の歌です。作編曲はMONACA石濱翔さんで、この手のサウンドを作らせたら右に出るものはいないんじゃないか?と思わせる、ジャンルとしてはハウスを下敷きに石濱翔ワールド全開のダンサブルな楽曲です。当時はスライドライドよりもC/Wのサクラジェラートめちゃくちゃいいじゃん!!となったのを鮮明に覚えています!まあライブに行く程その時は真剣ではなかったのを今では後悔してるんですけどね...

 

大人気楽曲なのにMVはないんですよ...厚木那奈美さんの踊ってみた公式動画しかないのは非常にもったいないと思います。今からでもいいので四季曲全部MV作ってほしいぐらいです。

 

また四季曲は歌詞もかなり深く練られているので、歌詞考察部のみなさんもかなり捗る4部構成かと思いますよ。因みに四季曲の作詞は全て、只野菜摘さん担当されており、どの曲から聴くのが正解なのか探るのもとても面白いです。

 

水着とスイカ

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四季曲の「夏」です。作編曲はMONACA石濱翔さんで現代的解釈の穏やかなCITY POP調でかなりレイドバックした楽曲。どこかで読んだ気がするのですが、石濱翔さんはこの楽曲に関して、どこか懐かしい雰囲気が感じられるように作ったと言ってたような言ってなかったような...

 

因みにこの楽曲もライブやクラブ等のデカイ音で聴ける場所だと、低音の作りが非常に丁寧で包み込まれるような感覚になれるんですよね!懐かしい感じなのにやたら丁寧な低音が堪能出来る素晴らしい楽曲です。基本的にダンスミュージックを基盤に音作りをされているのがひしひしと感じられます。

 

 

秋いろツイード

四季曲の「秋」です。もはや楽曲紹介動画すら公式からはUPされていないというかなり残念な状況です...こんないい曲を紹介しないなんて勿体なすぎますよ!運営さん!!!

 

楽曲のタイプとしてはFuture BassにLiquid Funkの要素を足したような楽曲。この楽曲もライブや音のいいクラブで聴くと、サビのシンセサイザーの音とベースの音が表裏一体になってキメ細かい絨毯を撫でているような、四季曲の中ではいちばん低音が気持ちよく鳴っていると個人的には思います。おそらく普通のリスニングスピーカーでは聴こえない50Hz以下の空気の振動がそう感じさせるのかもしれませんね!

 

因みにこの楽曲制作の裏エピソードとして⬇️(イノタクさんと石濱さんのTwitter

 

 

 

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こんな素敵なエピソードが隠れているのも最高だと思いませんか?僕はこういうの大好きなんですよね!どちらも秋をモチーフに制作されたすばらしく愛を感じる楽曲です!

秋いろツイード

秋いろツイード

  • provided courtesy of iTunes

 

 

スノウ・グライダー 

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四季曲の「冬」です。こちらはBPM遅めのしっとりしたCITY POP meets ハウス調の楽曲。個人的には四季曲でも1.2を争うほど大好きな楽曲です。普通に聴いても非常にいい曲なのですが、この曲の良さが十二分に発揮されている箇所は、3:03〜3:20のドロップ的な箇所だと思うんですよね!

 

四季曲がダンスミュージックとしても捉えらる部分として、”音”を楽しむという部分にもしっかりスポットが当たっているのも非常に深みがあって大好きです。

 

余談になりますが、例ののドロップ的な箇所のダンスが最高なのでよければライブ映像を観て頂けると伝わりやすいかもしれません⬇︎⬇︎⬇︎

 

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ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

よすぎる!!!!!3人のダンスがかわいすぎる!!!

やば〜〜〜〜〜!!

厚木那奈美さんのちょっと長めのスカートよすぎ問題だろ!!!!!!

 

失礼...少し取り乱してしまいました。

そんな厚木那奈美さんのソロ曲(2曲あるうちの1曲)

 

 

拝啓ディアナイト

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最新のミニアルバムGet set, Go !に収録されている厚木那奈美さんのソロ曲です。厚木さんご本人はテクノポップや俗に言うEDMがお好きとよく発言されているので、こういう曲がソロ曲になるのは必然的だと思いますね。現代的なCITY POPとでもいうようなフワフワした雰囲気と厚木さんの声がマッチした名曲です。

 

音に関してはフワフワとしていながらも、実はしっかりしたキックが鳴っていたりサビのシンセサイザーがわりと攻撃的に鳴っていたりして、基本フワフワとした厚木那奈美さんの違う攻めた一面を表現しているのか?とか勝手に考えたりしています。歌詞に関してはご本人の動画で語られている通りなのでそちらを参照下さい。

 

 

打ち込み編はひとまずここまでです。わりと文字数が多くなってきたので足早に

 

 

(追記)9/19

 

逆さまのガウディ

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

 

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厚木那奈美さんの第1弾ソロ曲、逆さまのガウディ。作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)の実績と信頼のタッグによるに製作陣で信頼しかない楽曲です。

 

開幕「not nana...meet to you」で即倒してしまう楽曲です。

※あっ、ちゃんと しなくちゃだめだ!というフレーズも出てきます。

 

出だしのギターの音などが、左右に振られているかつAメロの厚木さんの声にかなりリヴァーブとディレイが掛けられていて、かわいい楽曲なのに、厚木さんに支配されてしまっている感がすごい楽曲なんですよ!

 

どんなジャンルの楽曲をベースにされているか?という時に頭に出てきたのがGarage(ガラージ)かな?と個人的には感じました。

 

ただ、この楽曲のすごいところは2サビが終わった後に、バンドサウンドが全開になるところ。で、そのままラスサビではメロディーやコード等は同じまま、バンドサウンドで構成されている部分に広川恵一イズムを感じます。

 

締めのリバースする演出も最高!!

 

 

2.バンドサウンドとしてのRGR楽曲

 

 

打ち込みサウンドと対極をなすバンドサウンド曲が同居しているのもRGRというユニットの強みであり、そのサウンドは非常に本格的で玄人をも納得させる楽曲がたくさんあるので、その中でも好きな曲を抜粋して紹介したいなと思います。

 

 

スライドライド

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はいきました!RGRのデビューシングル、スライドライド。作編曲:広川恵一さん(MONACA)の声優ユニットのデビュー曲で絶対こんな難解な曲書かないやろ!って雰囲気全開で、Aメロから変態リズムが炸裂してる名曲です!荒っぽいサウンドですがギターの音は歪みすぎず、クランチ気味でかき鳴らされるサウンドが最高です。広川恵一さんがベーシストという事もありベースはなかなかのキモさ(褒めてる)度数高めなところもポイントかなと思います。

 

広川恵一さんがらんがばんで語られていたように、広川恵一さんが担当されるRGRの楽曲は基本3ピースバンドで成り立つように作っている!というのを聞いて妙に納得したのを覚えていますね。

 

 

ランガリング・シンガソング

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これぞRGRの楽曲です!作編曲:廣中トキワさんのストレートなバンドサウンド只野菜摘さんの歌詞が乗り、これは無敵のRGRサウンドです。何がいいとかではなく直感の感覚でいいと思わせる楽曲はさすがです。ちょうどこの曲が収録されたアルバム「Run Girls, World!」が発売されたのが、コロナ第1波真っ只中...3rdライブも中止になったり本当にタイミングが悪かったと思います。もっと評価されてもよかったと...

 

何回もライブで聴きましたが、いつかRun Girls, Run!〜〜〜をシンガロングしたい!これに尽きます。叶うなら解散するまでに、日本武道館でこの曲が聴きたい。笑顔で泣きながらね...

 

Believer Switch

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作詞:真崎エリカ、作曲:小野寺祐輔(Arte Refact)、編曲:脇眞富(Arte Refact

これもRGRを象徴するようなストレートでシンプルなロックサウンド。でも...でも...この曲は歌詞なんですよね!最新ミニアルバムGet set, Go !に収録されているので、最初はコロナ禍でファンになかなか思うように会えない気持ちを歌っているのかな?と思っていたのですが、解散が発表された日にこの曲を聴いて腑に落ちました。

 

「これは解散が発表された日から2023年3月31日までのRGRとランナーの夢を綴った歌なんだと」

 

すでにこの曲が発売された時には既に解散が決まっていたのかもしれない。これは勝手なオタクの想像であり、事実かどうかなんてのは分かりません。解散という事実を受け入れた時に、Believer Switchという曲が妙にリアリティを帯びて、グサグサと感情を揺さぶってくるそんな気がします。

 

RGRとランナーと一緒に夢を見られるのも、この先そんなに長くはないんだな...と。

 

 

カケル×カケル

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作詞:只野菜摘、作曲:神前 暁(MONACA)、編曲:広川恵一(MONACA)

 

Run Girls, Run!のデビュー曲であり、テレビアニメ『Wake Up, Girls! 新章』第13話(最終回)の挿入歌として使用された楽曲である。Run Girls, Run!といえばどの曲?といえばおそらく大半は「カケル×カケル」と答えるであろう代表曲。

 

一見シンプルなバンドサウンド曲であるが、個人的にリズム隊の構成(主にドラム)が色んなパターン存在し、何回聴いても感情が高揚する曲。特に2番のサビの後半部分の2ビートに切り替わる所が如実に”カケル×カケル”という感情を体現しているなと。

 

因みに先輩ユニットWake Up, Girls!のデビュー曲と最後の曲の作曲が神前 暁さんだったので、発売されるかどうかも分からないけど、個人的にはRun Girls, Run!の最後の曲も神前 暁さんに書いて欲しい!というのがいちオタクの願望です。

 

カケル×カケルの先にあるゴールテープを切った景色を見てみたいじゃないですか。

 

 

という事で

 

  1. 打ち込みサウンドとしてのRGR楽曲
  2. バンドサウンドとしてのRGR楽曲

 

を自分なりに文字に起こしてみました。普段そんなに文字に起こしたりするタイプではないので、もし最後まで読んで頂いた方がいたら本当にありがとうございます(もっともっといい曲は他にも沢山ありますよ)

 

 

 

何回か書きましたが、声優ユニットRun Girls, Run!は2023年3月31日をもって解散します。現状公表されているライブはこの先計4本。『Run Girls, Run!5th Anniversary Live Tour Get Set, 5!』の大阪公演(昼・夜)、東京公演(昼・夜)の4本だけです。

※2022年8月11日にこのブログを作成

 

大阪公演(昼・夜)、東京公演(昼・夜)の4本以降のライブも今のご時世なので、発表されたとしても情勢的に中止になる可能性だって大いにあります。

 

先日の仙台公演(昼・夜)のライブも本当に楽しくて、今まで観たRGRのライブでいちばん良かったと思えるぐらいのいいライブでした。これは最後が決まっているユニットだからこその勢いなのかもしれません。

 

特に大阪で観られる機会は今後もう無いと思うので、大阪や関西の声優オタクは絶対に観ておいて欲しいと本気で思ってます。マジで来い!!!絶対に来い!!!!!

rungirlsrun.jp

 

決起集会という名の対面サイン会 in 大阪

rungirlsrun.jp

大阪でのライブの翌日なのでメンバーがかわいいなと思ったらマジで来い!!めちゃくちゃお話してくれるので、こんな声優アドバンテージが高いイベントはなかなかないぞ!!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。